賃貸不動産経営管理士について

賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律において、賃貸住宅管理業務を行う上で設置が義務付けられている「業務管理者」の要件とされた法体系に基づく国家資格です。賃貸管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家としてその能力を発揮し、賃貸不動産の管理を適切に行うことを通じて、賃貸不動産所有者の資産の有効活用、不動産に居住し利用する賃借人等の安全・安心を確保するといった非常に重要な役割を担っています。

賃貸不動産経営管理士への期待

今日の不動産業界では、フローからストックの時代を迎え、賃貸住宅のニーズの増加・高度化とともに賃貸不動産管理の重要性は一層高まっています。それに伴い、管理業者の数も増え、市場が大きく活性化されていますが、同時にまだまだ未整備な問題点や課題を抱えた業界でもあります。
この業界のさらなる適正化・高度化を目指すためには、賃貸不動産管理に関する専門的な知識を持ち、家主と入居者等に対し、公正中立な立場で職務を行う、「賃貸不動産経営管理士」が必要不可欠となってくると言われています。
また、流動的な時代を反映した多種多様な契約形態や管理方法を提案、空き家をリノベーションし再利用、有益な管理物件に変えるなど、課題を解決するだけでなく、新たなビジネスチャンスを引き出す役割としても期待が高まっています。

小出不動産の目指すべき賃貸管理業

いかに現在稼働中の事業用不動産を安定経営に結び付けていくか!
いかに将来生ずるであろう問題点を事前に察知して対応策を講じれるか!
常にマクロ的な視点とミクロ的な視点の双方から導き出される課題を見つけ、斬新な発想で解決策を導き出せる企業でありたいと考えております。現在では社内に「賃貸不動産経営管理士」の有資格者が5名在籍し、邸別に考察する体制を整えております。事業用不動産のオーナー様には時に斬新すぎて、えっ?と思われるような提案をすることもあるかもしれませんが、それにはしっかりとして根拠がございます。
ただ漠然と提案するようなことはいたしません。打つべき手はためらうことなく即実行することこそ健全な不動産事業成功の近道であると考えております。

賃貸管理は健全な賃貸管理業社に!

右図にありますように平成4年には管理業務を業者に委託していた方は全体の約25%程度でしたが、令和元年時点では約81.5%の管理オーナー様が管理業者に委託しております。
これは管理業者による第三者の目で入居者の判断をしたり、入居者と家主の間に生ずる問題点を専門的に知識を持った管理業者に委託することで家主様の利益の最大化を図ることが出来るからです。
もちろん、管理業者に賃貸管理を委託すれば管理料はかかりますが、それ以上に損失の軽減、退去から再入居までのリードタイムの圧縮など目に見えない利益が確保できることが管理業者に委託する存在価値なのです。

また事業用不動産の価値そのものが収益還元法によるNOIから導き出されるようになったことも、管理業者に委託する傾向になった理由でもあります。いかにその事業用不動産から生まれてくる収益が健全性あるガラス張りのトラックレコードとなっているかが重要なのです。当社に事業用不動産をお任せいただければ確実に収益を向上させて、不動産価値のバリューアップすることをお約束いたします。

賃貸不動産経営管理士の役割

賃貸不動産経営管理士は、法律における業務管理者として業務管理者が行うべき業務を実施するほか、法律では業務管理者の行う業務とはされていない賃貸住宅管理業者が実施する業務についても自ら実施等することによって、賃貸住宅の管理の適正化に資することが求められます。

また、特定賃貸借契約における特定転貸事業者(サブリース業者)が行わなければならないとされている業務を実施等することによって、賃貸住宅の入居者(転借人)の居住の安定の確保および賃貸住宅の賃貸に係る事業の公正かつ円滑な実施に寄与することが求められています。

入居者、家主それぞれの立場に寄り添った公平中立なサポート

小出不動産には、国家資格「賃貸不動産経営管理士」の資格を持つ社員が5名在籍しています。

「賃貸不動産経営管理士」は家主のサポートだけでなく入居者のトラブル対応や建物の管理について専門的な知識・能力を持つ賃貸不動産の専門家です。それぞれの立場に寄り添った公平中立なサポートで、入居者の居住の安定とオーナーの賃貸経営の円滑な実施を管理・監督してまいります。